中山道のコートハウス

薪ストーブのあるコートハウス。

BIMを活用した内観パース、縁側からLDK、和室、薪ストーブの土間、スケルトン階段、ワークスペース
BIMを活用してレンダリングされた縁側から見たLDKの内観パース。掘り炬燵のある和室や薪ストーブのある土間、スケルトン階段が調和した空間を再現し、季節や時間帯ごとの日照シュミレーションも可能です。
縁側からLDKを見た内観、和室、薪ストーブのある土間、スケルトン階段、吹き抜けに面したワークスペース
縁側から眺める内観。和室、薪ストーブのある土間、吹き抜けのあるLDKが障子を開けることで一体化し、桧とスチールのスケルトン階段や2階のワークスペースが奥行きを演出します。

自然素材を活かした開放感あふれる住まい。吹き抜けのリビングでは、天井に貼られた桧板がハイサイドライトの光を反射し、一日中明るさを保ちます。屋内と屋外の天井を同じ桧板で仕上げることで、内と外の境界を曖昧にし、一体感を演出。階段には鉄骨の溝型鋼を使った親板と、桧の大きな丸太から削り出した踏み板を組み合わせ、頑丈さと温かみを両立しました。吹き抜け空間にはアームペンダント照明がアクセントとして設置されています。

中庭を囲むコートハウスでは、掃き出し窓の外側に設置された網入り格子戸が、プライバシーを守りつつ雨戸や網戸としての機能を発揮。寄棟のいぶし瓦葺き屋根や南洋材ウリンを使用したバルコニー手すりが、耐候性と調和のとれたデザインを実現しています。2階のワークスペースは桧格子で仕切られ、桧の香りと落ち着いた雰囲気を楽しみながらも、空間の広がりを感じられる設計です。

細部にまでこだわった自然素材と丁寧な作りが、暮らしに温かさと機能性をもたらす住宅です。